【SQL入門】INTERSECT,EXCEPT,UNIONの違いを図解

はじめに

INTERSECT, EXCEPT, UNIONの違いを図で表現します！
複数のテーブルを扱う際に利用する上記のクエリ。
サンプルクエリも用いてご説明をいたします。

入門者の方に非常におすすめの本になります。
わかりやすい解説から、練習問題までたくさん用意されているので、
SQLの習得に有用ではないかと思います。

今回の解説で用いるテーブル2つです。

f:id:gotto50105010:20181206223406p:plain

INTERSECTのイメージは２つの円が重なるところ。
２つのテーブルで重複するレコードを抽出してくれます。

SELECT
    *
FROM
    table①
INTERSECT
SELECT
    *
FROM
    table②

名前	部署
鈴木	経理

2つのテーブルで重複する部分が抽出できました。

f:id:gotto50105010:20181206223358p:plain

EXCEPTは、2つのテーブルの差分を抽出してくれます。

SELECT
    *
FROM
    table①
EXCEPT
SELECT
    *
FROM
    table②

EXCEPTを用いる際には、順番が重要です。
最初に書いたテーブルから２つ目に記載したテーブルを引きます。
そのため、今回の例ではtable①からtable②を引きます。

名前	部署
田中	営業
佐藤	人事

f:id:gotto50105010:20181206223412p:plain

UNIONは、２つのテーブルで重複が発生すると、
重複を削除した上でテーブルを結合してくれます。

SELECT
    *
FROM
    table①
UNION
SELECT
    *
FROM
    table②

実行結果は、このようになりました。
２つのテーブルで共通していた鈴木さんの重複がなくなり、テーブルが結合されております。

f:id:gotto50105010:20181206223414p:plain

UNIONとUNION ALLは異なり、
２つのテーブルで重複が発生していても、そのまま結合します。

SELECT
    *
FROM
    table①
UNION ALL
SELECT
    *
FROM
    table②

このように鈴木さんは重複しておりますが、
重複したままデータが残っております。

ちなみに、UNIONとUNION ALLの違いに関しては、
以前の別記事に詳しく解説をしております。

よろしければそちらもご覧いただけますと嬉しいです。

INTERSECT：重複部分のみ抽出
EXCEPT：差分を抽出
UNION：重複を除外して結合
UNION ALL：テーブルを結合

このような違いがあります。