【tableau】計算フィールドを使って日付の差分を計算する

計算フィールドを使って日付の差分を算出

さて、今回は日付の差分を算出するために、計算フィールドを利用したいと思います。
利用するデータは、tableauで有名なサンプルデータスーパーストアです。

やりたいこと

オーダー日と出荷日の差分を取得して、平均期間を算出します。
それを地域ごとに比較して、最も出荷までに時間がかかる地域を明らかにします。

参考文献

tableauの参考文献といえば、こちらの本になると思います。
内容はかなりボリュームがあり、この本に書いている内容を理解できると、
日常で使う上ではまず大体のことはできてしまうでしょう。

Tableauデータ分析~入門から実践まで~

Tableauデータ分析~入門から実践まで~

実践

STEP①

スーパーストアのデータを読み込みましょう。
今回利用するのは、「オーダー日」と「出荷日」です。

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ディメンジョンに2つが存在することを確認してください。

STEP②

メジャーの空白部分で右クリックを押し、
[計算フィールドの作成]を選択してください。

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STEP③

計算フィールド内に、以下のように記載します。

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日付の差分を算出するために利用した関数は、DATEDIFF関数です。

DATEDIFF関数とは?

2つの日付の差を返す関数です。
この関数には、DATEDIFF('期間区分', 開始日, 終了日)という形で、
3つの引数を与える必要があります。

引数それぞれに対して説明をいたします。

引数①:期間区分
計算した結果の単位です。
"日数"なのか"ヶ月"など、返す値の単位を指定します。
この部分に与えられる引数として、day, week, monthなどがあります。

引数②:開始日
これは文字通り、いつを開始日として計算するか?ですよね。
今回の例では出荷までの期間を知りたいので、「オーダー日」を開始日としました。

引数③:終了日
こちらも文字通り、いつまでを表す終了日です。
今回の例では「出荷日」が終了日となります。

STEP④

さて、今回は地域ごとの出荷までの期間なので、
ディメンションの「地域」を行に置きましょう。

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STEP⑤

先程計算フィールドで算出した、差分を表の中にドラッグアンドドロップ
すると、千単位の数値が並びましたね。

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これは、値が合計値で現れているからです。
合計を平均に変換しましょう。

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マークに存在する「日付差分」を右クリックして、
メジャーを合計から平均に変えます。

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これで、地域ごとの平均出荷日数がわかりましたね。
ちなみに関西地域が最も出荷までに時間がかかっているようです。

まとめ

このように差分を計算したいときには、計算フィールドを利用し、
DATEDIFF関数を使います。

tableauには、他にも便利な関数などが用意されているので、
分析をする際には、きっと役に立つと思います。

こちらの本にも詳しく記載されているので、
一度読んでおいて損は無いと思います。

Tableauデータ分析~入門から実践まで~

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